「マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング/赤羽 雄二」をシンプルに紹介

仕事がうまくいっていない、、

そう思っているビジネスマンは多いと思います。
そんな方にぜひ読んでいただきたい本(マンガ?)があります。

赤羽雄二さん原作の『マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング』です。

ビジネスマンに論理的思考(ロジカルシンキング)の具体的実践法を教えてくれます。

・「もっと考えてよ」と上司から言われてしまう
・仕事を任せられたけど、なにから考えたらいいかわからない
・アイデア力に自信がない
・直感で色々と決めてしまうことが多い

と感じたことがある方におすすめです

まず、この本を読んで感じた

重要な点3つを紹介します。

①ロジカルシンキングで仕事はうまくいく
②ロジカルシンキングは「A4メモ書き」で鍛える
③フレームワークでロジカルシンキングをより深める

具体例を入れ込みつつ、紹介していきます。


①ロジカルシンキングで仕事はうまくいく

結論、ロジカルシンキングができれば、仕事がうまくいきます。

なぜか?

あまり深く考えずに仕事をしている人が多いからです。

→仕事がうまくいかない人の例

私の周りにも多いですが、
会社には、行き当たりばったりで仕事をしている人が多いです。
例えば、、、

「去年これでうまくいったから今年もこれでいこう!」
「今これが流行ってるしこの感じでやればうまくいくだろう!」「単価が低いならとりあえず価格の高い商品を作ればいいんだ!」

そうやって煮詰まっていない状態で、上司の元にプランを持っていって、

「思慮が浅い」

「もっとよく考えろ」

「君のアイデアは本質的じゃない」

とせっかく考えたアイデアも弾き返されてしまいます。

→仕事がうまくいく人はロジカルシンキングを実践している

そうならないための『ロジカルシンキング』なのです。

ロジカルシンキングは、

現状を分析・整理して、
既成概念にとらわれず、
具体的に実行して成果を上げる手法・姿勢

です。

難しいようですが、

簡単にいうと、

「これがこうなんだから、こうなるよね!」と推論することです。

そして、

それを聞いた相手が「なるほど!」と思えばそれは論理的なのです。

例えば、

「YouTubeやInstagram起因でキャンプが流行っている」というニュースがあり、

「オシャレなキャンプ用品は高いし、1人暮らしだと置き場所にも困る」という声が挙がったとします。

であれば、

「ビギナー層向けにオシャレなキャンプ用品のレンタルを展開する」

というアイデアも出てくるでしょう。

世界のトップレベルのコンサル企業たるマッキンゼーが活躍できているのは、ロジカルシンキングを突き詰めて実行できているからです。

そして、
ロジカルシンキングは、誰にでも身につけることができます。

この章のまとめ

・大多数の人が行き当たりばったりで仕事をしている
・ロジカルシンキングができると大多数の人より抜きん出られる
・「これがこうなんだから、こうなるよね」と推論することがロジカルシンキング
・ロジカルシンキングは誰にでも身につけられる

②ロジカルシンキングは「A4メモ書き」で鍛える

ここで言いたいことは非常にシンプルです。

ロジカルシンキングの身につけ方の結論は
「A4メモ書き」です

ここではA4メモ書きの

・メリット
・具体的な方法
・ポイント

を紹介していきます。

A4メモ書きのメリット

ロジカルシンキングが身につく以外にも、

・頭の中が整理されてモヤモヤがなくなる
・行動に移すまでが早くなる
・言語化のスピードが上がる

など、ビジネスに素晴らしい影響を与えてくれます。

A4メモ書きの具体的な方法

結論から言うと、

A4用紙に、思いついたままに言葉を書き殴ることです

もう少し詳細に解説します。

「A4メモ書き」の具体的な方法

①A4用紙を横置きにする
②左上にタイトルを書き、下線を引く(疑問系にするのがベター)
③右上に年月日を書く
④頭に浮かぶまま、感じたままを書く(4~6行)
※②~④を1分以内に書く

下の図がわかりやすいと思います。

「A4メモ書き」のポイント

・各行は20~30字で書く

→短すぎると抽象的すぎるし、長すぎると頭の中を整理しきれていないことになりますので、言語化の練習にならないです。

・きれいな言葉にする必要はない

→そもそも1分という制限時間の中で言葉遣いを考える時間がないです。頭の中をそのまま言葉にする方がモヤモヤがなくなりやすいです。

・書く順番は気にしない

→メモ書きをしている中で構成などを考える必要はありません。起承転結とか一旦置いといていいです。

・同じ内容や似たようなタイトルでも気が済むまで書く

→気が済まなければ同じ内容を何回書いても大丈夫です。

・毎日10ページ書く

→1枚1分×10枚=10分やりましょう。

この章のまとめ

・ロジカルシンキングはA4メモ書きで鍛えられる
・頭の中にあるあらゆる物事を言語化することで、考えが深まる

③フレームワークでロジカルシンキングをより深める

こちらでは4つのフレームワークを使って、より深い思考を実践していきます。本書で出てくるのは、

・ロジックツリー

・3C

・4P

・マトリックス

です。
一つずつ見ていきましょう。

・ロジックツリー

そもそもロジックツリーとは、

問題を樹形図状に書き出して、原因や解決策を発見するためのフレームワークです。

本書で紹介されているロジックツリーについて、

結論から言うと

下記のフォーマットに当てはめて考えて整理をすることです。

現象・問題→本質的な原因→根本的な解決策→具体的な施策

例えば
仕事のスピードが遅いことについて考えるとします。

現状の課題をメモ書きで考えたところ、
下記のようなことが挙がってきました。

・そもそもタスク量が多すぎる
・どれから手をつけていいかわからない
・手をつけ始めても上司から呼ばれてしまい仕事が手につかない
・文章を書くのが遅い

ありがちなのは、
これを原因として捉えてしまうことです。
もちろん原因が混ざっていることもあります。
しかし大体は現象です。

特に、現象と原因は別で考えなければいけません。

「タスク量が多い」は主観であって、実際は他の人より少ないかもしれません。
「文章を書くのが遅い」は、なにを書くべきかわかっているけどタイピングが遅いのか、なにを書くべきか決まっていないのに書き始めてしまっている、など本質的な原因は別にあることが多いです。

現象・問題を整理して、
「なぜか?」「要するにこういうこと」「●●と比べてどうか」などを考えて、「本質的な原因」を考えます。

例えば、
先程の「文章を書くのが遅い」の場合、タイピングは早い人なら、
「なにを書くべきか決まっていないのに書き始めてしまっている」が原因として挙がる可能性があります。
それについても「そもそも知識が薄い」であったり、「構成が決まっていない」なども考えられます。

そして本質的な原因への「根本的な解決策」を考えます。

「構成が決まっていない」のであれば、「得意な人に聞く」「調べる」などが浮かびます。

最後に「根本的な解決策」を実行するための「具体的施策」を考えます。

「●●さんに聞く」「○○を読む」など具体的にやるべきことを落とし込みます。

上記の例は簡単すぎたかもしれませんが、
簡単そうな問題ひとつとっても、原因や解決策は多岐に渡ります。
ロジックツリーでしっかりと整理していきましょう。

・3C

事業を取り巻く環境を分析するフレームワークです

市場・顧客(Customer)
競合(Competitor)
自社(Company)

これらの3つのCに当てはめて考えることから3Cと呼ばれています。

具体的には、

「商品のターゲット・客層が
どういった特性を持っていて、
競合はどういうところで、
その中で自分達(自社)はどうやって勝負していくのかを考えること」です。

・4P

マーケティング施策立案の際などに用いられるフレームワークです。

製品(Product)
価格(Price)
流通・販路(Place)
プロモーション(Promotion)

これら4つの頭文字を取って4Pと言います。

「どのような製品を、
いくらで、
どういう販路で売り、
どう広告・広報していくのか
を考えること」です。

商品をどういった方法で顧客に訴求して、手に取ってもらうかを考えるときに役立つフレームワークです。

・マトリックス

縦軸と横軸にそれぞれ異なる視点、尺度を置き、課題を整理するフレームワークです。
項目・尺度を高い/低いなどに分けて、2×2の枠組みに整理をしていきます。

縦軸と横軸には、整理する上で最も重要だと思う2項目を選びます。

本書でも紹介されていますが、

仕事の優先順位を決める際に有効な「緊急性」「重要性」のマトリックスがとてもおすすめです。

マトリックス作成のポイント

縦軸と横軸には、相関関係にあるものではなく、それぞれ独立した要素を選ぶことがポイントです。

この章のまとめ

・様々なフレームワークを使うことによってロジカルシンキングは深まっていく

まとめ

今回は「マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング」について3つの要点に分けてまとめてみました。

・ロジカルシンキングで仕事がうまくいく
・ロジカルシンキングは「A4メモ書き」で鍛える
・フレームワークでロジカルシンキングはより深まる

実際は、マンガ付きでよりわかりやすくロジカルシンキングを学べますので、ぜひ読んでみてください!

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